ミシュラン三ツ星

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9月 05 ミシュラン三ツ星

本当にこんな山奥に存在するのか、少し不安になる位の坂道を登った
先にそのスタイリッシュな外観が姿を現した。
飛騨高山美術館。
なんとミシュラン三ツ星である。

大半を占めるのはアール・ヌーボーやアール・デコのガラス工芸品で
エントランスから巨大な噴水に圧倒される。
(後に再び驚かされる事となる。)

エミール・ガレやティファニー等のガラス芸術作品も見ごたえがある
が、最も印象に残ったのは19世紀インテリア館のマッキントッシュの
部屋である。

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『芸術愛好家のための家』でデザインコンペ特別賞のダイニングルー
ム図面を再現した展示との事。
100年以上前の図面から よくぞここまで造り上げてくれた。
関係者に感謝。

マッキントッシュといえば、あの非常に座りにくい椅子のイメージを
思い浮かべると思うが、その原型だろうか。
まだ控え目な背もたれのお陰か、彼独特のデザイン空間の中では調和
して見えたから不思議だ。

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可愛気のあるデザインのパーテーション。

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それまでは装飾・飾りを重ねてプラスして創り上げるという発想だっ
たが、直線と曲線でデザインする手法を初めて表現したのがマッキン
トッシュとの事。

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扉の裏まで螺鈿装飾を施した飾棚は現代でも違和感をあまり感じない。
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中でも最も心惹かれたのは照明である。
可憐でシンプルのな造形は新鮮だった。

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晩年は建築の仕事に恵まれず、水彩画家となったとの事。
まさか21世紀に自分のデザインが遠い日本で展示されているとは夢にも
思わなかっただろう。

住宅営業部 設計   S.K