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家具感覚で選ぶ
キッチンの有意性
建築家
荻津 郁夫Ikuo Ogitsu
秋田県生まれ。京都大学大学院修士課程終了後、山下設計、アモルフなどを経て、1994年荻津郁夫建築設計事務所設立。リゾート施設から戸建て住宅まで幅広く活躍。
建築空間との調和がもたらす心地よさ
「クライアントにクチーナのキッチンをおすすめしている理由のひとつは、建築空間との調和を図りやすいからです。家具屋さんから出発しているだけあって、家具の延長としてキッチンを納められるような、そんな感覚もありますね」
個人住宅はもちろん、老舗和風旅館や公共施設などを幅広く手掛ける建築家、荻津郁夫さんは、さまざまな角度からホスピタリティを見つめ、心地よい空間づくりを考えています。
空間を含めたトータルコーディネート
2004年に竣工した「aob」で初めてクチーナのキッチンを採用して以来、機能面やデザイン性、コストも含めて、さまざまな打ち合わせを重ねるなかでクチーナに辿り着くことが増えたのだそう。
「セミオーダーあるいはフルオーダーなので他の空間ともトータルコーディネートできる点は大きな魅力です。ただ、キッチンの場合、単純にテイストや色を揃えて終了ではなく、使い手がそれを使いこなしてこそ本当の価値がありますから、まずはショールームで実際に触れて納得してもらうのが一番。アレンジが効くので、ファクスやプリンター置き場をつくりたいとオーダーしたクライアントもいらっしゃいます。細かい要望に応えてもらえる懐の深さは、我々設計者としてもうれしい部分です」
”神は細部に宿る“そんな価値観
また、荻津さんの目は、仕上げの技術やディテールへのこだわりにも向けられています。
「キッチンをつくるときには、どこかで壁や他の家具などと出会いますよね。その壁とキッチンとの納め方やキッチンパネル同士の接合の仕方について、我々設計者とうまくコミュニケーションがとれるメーカーさんとお仕事をしたいというのが本音です。その微妙な共通認識を持てているのがクチーナさんだと思っています。だから安心してお願いできるんです」
”神は細部に宿る“そんな価値観を共有できるからこそ、信頼関係を保てるのかもしれない、とも語ってくれました。